サロンの一見客をリピーターに引き上げるために効果的な施策を一挙公開

サロン経営成功のカギを握るのは、常連客などリピーターの存在です。

新規客の獲得ばかり考えていては、サロンを長期的に経営することは不可能です。

新規客の獲得とリピート率の向上を両方実現してはじめて、サロンは安定して成長していきます。

 

特にサロンは、参入障壁が低く競争が激しい業界です。

しっかりとリピーターを獲得していかなければ、すぐに経営が立ち行かなくなってしまうおそれもあります。

そこでここでは、サロンで使えるリピート対策について紹介していこうと思います。

 

目次

なぜサロンにリピートしてもらえないのか?

リピートと対策を考える上で、なぜリピートしてもらえないか考える必要があります。

リピートしてもらえない原因を特定できれば、そこを改善していけばリピート率を上げることができますからね。

 

しかし実は、リピートしない理由は圧倒的に「なんとなく」が多いのが現実です。

「通っていたサロンを変えた」「1度行ったサロンをリピートしない」ということに、特に理由なんてないのです。

「スタッフの対応が悪い」「施術が下手」「値段が高い」といった明確な理由がなくても、たまたまお得なクーポンが目に入れば、お客様は離れていってしまいます。

 

ということは、お店の中の改善をいくら繰り返しても、リピート対策にはなりません。

お客様がサロンから離れていかないよう、直接訴える施策が必要となります。

 

メールを定期的に送り関係性を保つ

お客様が、特に不満もないのにお店から離れてしまうということは、逆に考えれば、関係性を保っていれば離れにくくなると考えることもできます。

そこで、定期的にお客様にアプローチをし続けて、お客様に忘れられないようにすることが効果的でしょう。

 

お客様に直接アプローチするのに、最も効果的なのはメールです。

メールなら、ほとんどコストをかけることなく、気軽にお客様にアプローチすることができます。

 

メールを送る上で重要なことは、「またあのサロンに行きたい」と思ってもらうことです。

そのため、売り込みだけでなく、お客様を気遣ったり有益な情報を提供したりすることが不可欠となります。

たとえば、施術後の様子を伺うメールや、自分でできるメンテナンスの情報を送れば、お客様はあなたとサロンに親近感を持ってくれるでしょう。

関係性さえ構築してしまえば、他店に浮気されることはなくなります。

 

最近では、自動でサンキューメールなどのメールを配信してくれるサービスもあります。

ただ、機械的なメールでは、お客様との関係性を構築することはできません。

定形文が送られてきたところで、お客様の心に響かないのです。

 

そのため、面倒でもメールの内容は自分で考えなくてはいけません。

リピート率の高い店舗ほど、このような施策を地道に行っているものなのです。

 

2回目以降の来店を促す施策

関係性を保っておけば、それだけでも再来店してもらえる可能性は高まります。

ただ、それでも2回目以降の来店につながらないお客様は大勢いるでしょう。

そんなお客様に対しても、アプローチできる施策がありますのでいくつか紹介しましょう。

 

2回目の来店に特典をつける

初めてお店に来店してもらうには、ほとんどの場合特典をつけて集客します。

この場合、特典がなくなる2回目以降のリピート率が悪くなるのは仕方のないことです。

 

ただ逆を考えると、2回目以降の来店にも特典をつければ、リピート率を上げることができるということにもなります。

これが、最も手っ取り早く2回目以降の再来店を促す方法です。

 

ただし、いつまでも特典をつけるというわけにもいかないので、3回目程度の来店まで特典をつけるといいでしょう。

3回も来店してもらえれば、ある程度お店の良さも理解してもらうことができるようになります。

また、徐々に割引率を下げるようにして、利益率を圧迫しないよう工夫することも大切です。

 

何度でも使える条件付きクーポン

何度でも使えるクーポンを渡しておけば、2回目以降も継続的に利用してもらえる確率は高まります。

ただし、無条件でいつまでもクーポンが使えては、通常価格での利用がなくなってしまいます。

そこで、クーポンの利用に条件をつけておくといいでしょう。

 

条件としては、施術者の指名なしや、平日限定など時間を指定するものが効果的です。

 

施術者の指名がなければ、経験の浅いスタッフに担当させることができます。

練習を兼ねて施術するのなら、割引価格でもまったく問題にならないのです。

ただし、「安かろう悪かろう」では評判を落としかねないので、一定の技術力を担保することが絶対条件となります。

 

また、時間を指定しておけば、暇な時間を埋める効果にも期待が持てます。

サロンにも必ず暇な時間帯というものがあるはずです。

その時間限定で使えるクーポンにしておけば、人気のない時間帯でもお客を呼ぶことができるようになります。

 

来店サイクルを意識した特典

サロンには、月に1度や2ヶ月に1度といった来店サイクルがあります。

この来店サイクルに合わせた特典を用意しておけば、2度目以降の来店を自然と促すことが可能です。

 

たとえば、2ヶ月に1度が一般的な来店サイクルなら、3ヶ月以内の来店で特典が出るようにしておきます。

すると、「次回もお得にお願いできるな」と、再来店につなげることができるのです。

 

来店サイクルに合わせて特典を用意する場合、来店時に予約を取ってしまうとより効果的です。

ただ、数ヵ月後の予約を忘れられることも考えられるので、リマインドメールなどしっかりと予約管理をすることが重要になります。

 

サロン経営を安定させるためにはリピーターが重要

サロンの経営を安定化する上では、リピーターをいかに獲得するかがキモとなります。

リピーターが増えないことには、いくら新規客が増えても経営は安定しないのです。

しかも、値下げで集客しているのなら、忙しいだけで利益が全然残らないなんてことにもなりかねません。

 

それにも関わらず、リピート対策は新規集客に対しておろそかにされがちです。

だからこそ、閉店に追い込まれるサロンが少なくないともいえます。

あなたの大切なお店を末永く経営するためにも、リピート対策にも力を注いでみてください。

 

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この記事を書いた人

これまで、20代前半より8店舗のお店をオープンしてきました。銀行などから融資を受けることなく無借金で10年以上経営するも、自分の将来が見えなくなってしまったため、全て従業員や知人に売却。

その後、店舗の開業、店舗展開に携わり、これまでオープンしてきた店舗は100を超えます。

また、集客の専門家でもあるため、全国各地より『集客支援』の依頼が絶えず来ており、これまでサポートした個人事業主・企業様は500件以上となっています。

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