あなたの開業したい地域の駅は競合店と共存可能なのかを知る方法

あなたがどんな業種・業態で開業しようとしても必ず、競合はいるのではないかと思います。

離れて出店したほうがいいのか?

それとも、思いきって隣に出店したほうがいいのか?

と色々と考えているのかもしれません。

 

キ-ポイントは「駅」を見ること

そしてその地域は「市場拡大」が見込めるのかを知ることで、開業する判断も付け易くなるので、その辺りの事例を交えながらご紹介していきます。。

 

目次

市場拡大の前提となる条件とは?

一般的に、店舗数をnとすると、1店舗しかない場合に比べて最低でもル-ト(平方根)n分だけ、市場が拡大することが知られています。

ですから、2店舗の場合は、2のル-トで1.4倍、3店舗の場合は、3のル-トで1.7倍になります。

 

このことを知っておいて貰いながら、市場拡大するときの前提条件をご紹介していきましょう。

それは、地理的あるいは交通アクセス上、人の来店範囲が広がるキ-ポイント駅がそれです。

そのような駅の周辺では市場拡大が起こりやすいのです。

 

キ-ポイント駅の事例紹介

電気の秋葉原や古書店の神田などが市場拡大できたのは、そうしたキ-ポイント駅があったからと言えます。

 

東京の駅での事例をご紹介すると、新宿、池袋、渋谷、銀座といった場所が、非常に大きな商業集積地域になった最大の理由は、JR、私鉄、地下鉄等の始発終着駅や乗り継ぎ駅(ここがポイント)だったからと言えます。

 

他の駅で見てみると、都内・世田谷区の下北沢駅は、京王井の頭線と小田急線が交差するキ-ポイント駅です。

京王井の頭線は、渋谷を基点として、明大前で八王子方面に向かう京王本線と、終着吉祥寺でJR中央線と結ばれています。

小田急線は新宿を起点に神奈川県小田原方面に伸びています。

 

このように、単なる乗り換えや、乗り継ぎだけで終わらない駅もキ-ポイント駅と言えます。

 

今回の事例では、電車が発達している東京を挙げて見ましたが、あなたの地域でも同様に人の来店範囲が広がるキ-ポイント駅があります。

 

地図をじっくり観察して当たりを付けて足を運び観察することで、キ-ポイント駅を探し出し、市場拡大を見込めるエリアに出店することが繁盛店に一歩近づくことになるのではないでしょうか。

 

覚えておくと便利なのでぜひそういった視線で日頃から観察してみてください

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この記事を書いた人

これまで、20代前半より8店舗のお店をオープンしてきました。銀行などから融資を受けることなく無借金で10年以上経営するも、自分の将来が見えなくなってしまったため、全て従業員や知人に売却。

その後、店舗の開業、店舗展開に携わり、これまでオープンしてきた店舗は100を超えます。

また、集客の専門家でもあるため、全国各地より『集客支援』の依頼が絶えず来ており、これまでサポートした個人事業主・企業様は500件以上となっています。

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