計画から起業・開業までの流れ

福岡の開業・創業|計画から起業・開業までの流れ

あなたが起業を考え始めたとき、実際に開業したとしたら

どんな流れで開業まで行きつくことが出来るんだろう?

 

なんて考えたことはありませんか?

 

例えば、、、

・予定通りに開業することは出来るんだろうか?

・本当に予算はこれで大丈夫なんだろうか?

・人は集まるのかな。。。?

 

なんてこと考えたりしますよね?

 

そこで、今回は開業までの流れをシミュレ-ションしてみる事で流れを把握してもらいます。

 

目次

起業・開業までの流れ シュミレーション

過去の記事を読んでいただいていれば、これから出てくる数字や項目なども理解できると思いますので、まだ読んでないという方はそちらも併せてお読みください。

 

起業シミュレ-ション居酒屋偏

今回シミュレ-ションする業種は居酒屋さんです。

経営者はAさん 居酒屋でバイトから始めて店長と着実にキャリアを積み重ね10年

お客さんとのコミュニケ-ションが大好きで店長として、人としても、お客さまからの信頼の厚い店長でした。

色んな種類のお酒が飲みたいというお客さんの意見が多いいことに着目し、今回起業を目指しました。

コンセプトは、まだ知られていないけど美味しい日本酒を売りにした居酒屋さんです。

 

さらに細かく状況を設定しておきましょう。

社名:日本酒専門居酒屋株式会社

店名:日本酒専門居酒屋

代表:Aさん

所在地:福岡県福岡市中央区大名

事業内容:居酒屋

自己資金:200万

公庫融資:800万

合計:1000万資金を元手に開業までを見ていきましょう。

 

場所は福岡県、お店は駅の近くで、サラリ-マンが多く朝は出勤している通りに面しているところと契約するところから始めます。

 

申し越し立地の状況を説明すると、サラリ-マンが多く利用する駅なので、当然競合も多く居酒屋さんはこの界隈で30店舗ありました。

 

事前のリサ-チで、知られていないけど美味しい日本酒を売りにしているところはありませんでした。

(実際に全部のお店の下見に行って知り得た情報です。)

 

このお店の最大の強みになる日本の珍しい日本酒を広めたいそんなシミュレ-ションです。

 

1:開業費用の計画~開業資金は自己資金200万円と借入れ800万と合わせて1000万円

 

状況設定は以上です、では、シミュレ-ションを始めましょう。

①:店舗契約

費用です。

店舗賃貸契約費        30万円

店舗保証金               120万円

店舗前家賃               15万円

小計      165万円

 

店舗の大きさは15坪、一坪1万円で借りることが出来ました。

居抜きの物件でしたので、使える内装は使いそれ以外は新品のものを買いそろえました。

内装と外装の工事、看板設置は必要でしたので工事は以下の金額がかかりました。

 

②:店舗内外装工事

店舗費用(工事費など)・看板設置              120万円

厨房機器・空調機器など           91万円

小計          211万円

 

厨房機器や空調機器は新品を用意し、内装も壁紙やレイアウトを変えたので、

この費用が掛かりました。

 

③:事務所費用

店舗用品など           55万円

オフィス用品など     11万円

OA関連機器など      11万円

文具・事務用品など 11万円

小計          88万円

 

店舗用品には、皿、グラス、棚、など日本酒に合う上品な物を選びました。

オフィス用品などは、ファックス、プリンタ-、電話機、その他最低限の物を揃えました。

 

その他(初期仕入れ費用)           99万円

会社設立費用・開業諸経費       37万円

小計            136万円

 

2:起業前に考えていた計画~1期目の計画は堅実に見積もって年商1500万円。

開業資金として調達した1000万円から開業経費を引いた400万円が残りの手持ち資金となります。

オ-プン後の売上計画、経費等は以下の通りです。

 

売上(年間)               1,500万円/年

経費

(1カ月単位)             ・原価     372万円/年(31万円/月)

・人件費 300万円/年(25万円/月)

・役員報酬 240万円/年(20万円/月)

・家賃等 180万円/年(15万円/月)

・水道・光熱費 60万円/年(5万円/月)

・広告宣伝・販促費84万円/年(7万円/月)

・その他営業諸経費 36万円/年(3万円/月)

・支払利息 180万円/年(15万円/月)

・利益 48万円/年

 

上記のような経費計画で月の支出は121万円となり、利益は4万円残ります。

原価は、20%に抑えたいのですが日本酒が地方からの取寄せになるので若干高めになっています。

人件費は、15坪の店舗内をお客さまにご迷惑を掛けないように常時Aさん以外に2人忙しい時間帯に1人入れて対応を考えました。

 

役員報酬は、最低限の生活費として月20万円としました。

 

水道光熱費

店舗の光熱費ですね。電気やガス、水道もたくさん使うので、毎月5万円の支出になると計算しました。

 

広告宣伝費

知られていないけど美味しい日本酒を謳ったチラシを折込で1万部毎月入れていくことにしました。沢山の人に知ってもらうために月に1回は必ず折込はいれるとしました。

チラシ制作:1万部

折込:3万円

印刷費:4万円(デザイン代込)

で月7万円としました。

 

借入金の返済

 

開業費用として900万円借りています。6年で返済として、毎月11万円程度を返す計算です。

 

とこんな感じにシミュレ-ションしてみました。

今回の目的は流れを知ってもらうためのシミュレ-ションでした。

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この記事を書いた人

これまで、20代前半より8店舗のお店をオープンしてきました。銀行などから融資を受けることなく無借金で10年以上経営するも、自分の将来が見えなくなってしまったため、全て従業員や知人に売却。

その後、店舗の開業、店舗展開に携わり、これまでオープンしてきた店舗は100を超えます。

また、集客の専門家でもあるため、全国各地より『集客支援』の依頼が絶えず来ており、これまでサポートした個人事業主・企業様は500件以上となっています。

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